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時間軸を意識した説明が
出来るようになろう履歴書や面接で意識してほしいのはこの『時間軸』です。過去、現在、未来のどの部分を質問されたとしても、答えられる様に準備してください。過去について聞かれた時や、未来について聞かれた時に、その一部分だけでなく時間軸を意識してほかの時制との繋がりを説明出来ると、説得力が増します。
例えば・・・
『自分自身の「今」の強みを活かして「未来」はこんな風に活躍したい。その強みは「過去」に〇〇や▲▲を経験してきたから。』という様に時間軸を意識すると「過去」、「現在」「未来」が線のように繋がることになり、説明された側が非常に聞きやすい内容にまとめることが出来ます。 -
志望動機に時間軸を
持たせられますか?志望動機でも時間軸を意識しましょう。
昔の自分はどういうことが好きだったのか、企業を選ぶときに最初に思い浮かんだもの、企業に興味を持ったきっかけ、こんな会社に入りたいという漠然とした思い
自分が今やりたいこと、熱中していること、将来へのイメージ、面接したい企業を決める中で重視した条件の順番、企業の関心を深めるきっかけとなった説明会や出来事、応募の決め手
自分の目指す人物像、会社で活躍したいイメージ、チャレンジしたい内容と意欲、ほかの企業ではなく面接を受けた企業への強い想い
時間軸を意識して、過去→現在→未来と志望意欲が高まった経緯をしっかりと説明出来る様にしましょう。どちらかというと結論のみを記載して、経緯を記載していなかったり面接でうまく説明出来なかったりする人が多いので、書類の作成の時点で時間軸を整理しておきましょう。
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強みだけでなく、
弱みもしっかりと説明しよう面接では強みだけでなく、弱みも聞かれます。弱みはあまり話したくないかもしれませんが、誰しもが得意なことと苦手なことがあるのが自然です。弱みをうまく話そうとして結局よくわからない…という人も多いので、苦手なことでもしっかりと話せるようにしてください。繰り返しますが、苦手なことは誰でもあって当たり前です。
無理に弱みを隠そうとすると、良い印象は持たれません。
自分の弱みをしっかりと認識して、その改善に向けてどのような努力をしてきたのか、「過去」の自分はもっと苦手だったけど、努力をしてここまで改善出来た(ただ、それでもほかの人よりは苦手かも…)の様に、ここでも時間軸を意識してしっかりと説明できるようにしましょう。 -
「なぜですか?」という質問を、
自分にしてみよう面接での質問は「なぜですか?」がとても多いです。面接の練習としてはこの「なぜ?」にしっかり答えられる様にすることが大切です。
「なぜこの高校に入ったのか?」「なぜこの部活に入ったのか?」「なぜこの資格を取得したのか?」「なぜ企業を志望したのか?」「強みはなぜなのか?」「将来〇〇をしたいのはなぜなのか?」
といったカタチで自分の履歴書の隅から隅までに「なぜ?」と聞いてみて、自分で答えられるようにしましょう。一人でも出来る面接の練習です。回答については先生や友人に聞いてもらって、納得できる回答になっているかチェックしてもらうことも良いかもしれません。
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企業は「現在」以上に
「未来」について聞きたい企業は面接で色々なことを質問しますが、ポイントの多くは「うちの企業で将来活躍できるかどうか?」という「未来」を想像して面接をしています。もちろん今できること(勉強や資格)も大切ですが、それ以上に「未来」においての伸びしろや可能性を企業は期待しています。
「経験がない」「資格がない」と今を基準に企業への応募を諦めるのではなく、未来の自分が企業でどのように活躍したいのかという「想い」をしっかりと伝えてほしいと思います。将来の自分をしっかりと思い描き、その目標のために自分は一生懸命努力が出来るというメッセージを伝えられる様に準備をしましょう。
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自分自身を「掛け算」してみると
自分らしさが出る「自分は特別何か勉強が出来るわけではない」「部活動で成績を残せていない」といった相談を聞くこともあります。自分らしさは何か1点で見るのではなく、様々な経験値を「掛け算」して生まれることが多いということを意識してみてください。
例えば、「バスケットボール部」だけであればなかなか自分らしさが出ませんが、そこに「一度も遅刻をしたことがない」「年に数回地域のボランティア活動に参加している」「数学で学年トップになった経験がある」といった様々なことを掛け算をすることで、オンリーワンの自分らしさが生まれます。履歴書がうまく書けないという方は今の自分に「掛け算」をする意識を持ってみましょう。
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質問は「無理に」しなくても大丈夫
面接や説明会で「質問」の機会があることも多いですが、特に質問が無いのに無理してする必要はありません。「やる気がないと思われるんじゃないかな…」などと思うことがあるかもしれませんが、的のズレた質問をするよりは質問がない方が良いこともあります。
そもそも質問は企業と学生の間の認識の差から生まれます。認識の差は当然あるので、質問は生まれることが多いですが、面接や説明会の中でその質問が解決することもたくさんあります(むしろそんな面接や説明会を目指しています)。ですので、質問が特にないときは「元々〇〇や▲▲について聞こうと思っていましたが、面接(説明会)で先ほどお話を聞いて納得できたので、今は大丈夫です。」といったカタチで答えれば問題ないでしょう。
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たくさんの企業の話を
聞いてみよう説明会に参加すると、たくさんの企業の話を聞くことが出来ますが、中には興味のある企業や事前に参加を決めてきた企業からだけ話を聞いて終わりという人もいらっしゃるかもしれません。これはとても勿体ないことです。
企業の話を自由に聞ける機会はそう多くはありません。「最初は興味がなかったけど、なんとなく話を聞いた企業に興味をもって入社をした」という人は実はたくさんいます。企業の話を聞くことの出来る機会では、たくさんの企業の話を聞いてみましょう。自分自身の知らない話が聞けることもありますし、逆に自分が興味を持っている分野が間違いないという確認にも繋がります。
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1社目の企業に
入社できるのは1度だけ転職というカタチで将来仕事を変えることは出来ますが、人生で1社目の企業への入社というのは一度しか出来ません。ですので、慎重に企業を決定してほしいと我々は考えています。履歴書を提出することのできる企業が限られている場合もあるかもしれませんが、その前の段階でたくさんの企業の話を聞きながらよく考えてみましょう。
たくさんの企業の話を聞く中で自分の考えがはっきりしたり、新しい企業との出会いが自分の人生を変えたりするかもしれません。企業説明会ではどの企業も親切・丁寧に企業の説明をしてくれますので、初めて入社をする企業の情報を集めつつ慎重に決めていきましょう。もう一度言いますが、1社目の企業へ入社できるのは、1度だけです。
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選考の時間の長短は
気にしなくてもいい面接の時間が短いと不安になる人もいるかもしれません。特に周りの友人と比較して半分くらい…だったら「落ちてしまったのかも」と不安になる人も多い様です。
ただ、企業によって面接の時間はまちまちです。担当者によって変わることもありますし、しっかり受け答えが出来たからこそ短い場合もあります。ですので、面接時間はあまり気にせずに面接内容を重視しましょう。質問に対して、しっかり答えられる様に日々準備しましょう。面接では時間軸、意識してくださいね。
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入社は「縁」なので
落ち込まなくても大丈夫万が一選考に落ちてしまったとしても、落ち込む必要はそこまでありません。もちろんショックだとは思いますが、入社は企業との「縁」なので、個人の能力が否定されたわけでは決してありません。ですので、自信をもって次の企業の面接に臨むことが大切です。
面接の結果を引きずってしまうと、次の企業にも悪影響が出ます。上手くいかなかったところを分析し、書類や面接内容を再度見直すことで、次の選考ではきっと良い結果につながることになるでしょう。選考がうまくいかなかったのはあなたのせいではなく、企業との「縁」です。
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選考の可否を決める
一番大事なことは「気持ち」書類が完璧に出来上がっていても、面接が抜群に上手くいったとしても、必ず合格するというわけではありません。面接での合格に最も大切なことは「企業に入社したい」という熱意です。
当たり前のことを言っているように聞こえるかもしれませんが、とても大切なことです。緊張していて熱意が伝えられない人もいれば、練習してきたことをなぞることに精一杯でイマイチ気持ちが伝わらない人もいます。
熱意は履歴書の提出タイミングでも測れます。書類選考解禁日に届くと、やはり気持ちを感じます。長く面接をしていると、最後は「入社したいんだ!」という気持ちが選考を左右することも多いです。気持ちを伝えられる様に、しっかりとした準備をしましょう。