コラム
あなたは、営業職に向いているかも?
「営業職」について、どんなイメージを持っていますか?
あなたは「営業職」やってみたいですか?
世の中のイメージと、実際の営業職の仕事は少し違う様に感じています。
「営業職に向いていますよ」と、面接を通じてお話することも時々あります。
今日は「営業職」について、少しお話していこうと思います。
▼ 人の話を『聴く』ことの出来る人
営業職のイメージで多いのが『話し上手で、明るい』という回答は、やっぱり多いです。
もちろん、そんな営業の方もいらっしゃいます。
ただ、私が大事だと思うのは「お客様の話を聴く」ということです。
むしろ「お客様に気持ちよく話してもらう」ことの方が、よっぽど大事ですね。
話を『聴く』ためには知識はもちろん、相手のことも知る必要があります。
相手のことが分からないのに、どうして商品やサービスをおススメできるのでしょうか?
そういう観点で見ると、別に「話し上手」である必要はありません。
コツコツとお客様と信頼関係を築き、自社の製品やサービスを勉強できる人。
そんな人が、実は営業職に向いていたりするんです。
どうですか?
あなたは、あてはまりそうではありませんか?

▼ 『0→1』を考えることが好きな人
仕事の得意不得意には、こんな切り口もあります。
『0→1』の仕事か、『1→10』の仕事か…です。
10を仕事の完成だとすると、完成までのプロセスをいかに早く正確にこなすかが重要です。
世の中の仕事はこの「1→10」が、確かに多いです。
そして「1→10」が得意な人も多いです。
営業職は、逆に「0→1」を担当することが多いです。
お客様の要望を聴いて、新しいビジネスの可能性を探すことが仕事だからです。
存在していなかった可能性を、お客様との会話の中で創造していくことが醍醐味です。
「1→10」が得意な人から見ると、営業職の「0→1」は少し難しく見えるでしょう。
ただ、この「0→1」の部分にやりがいや面白みを感じる人は、営業職向きかもしれません。
今までの自分を振り返ってみて、何か新しいことに挑戦したカコはありませんか?
そんな人は、営業職の素養があるかもしれませんよ。

▼ 営業は『相手の要らないものを売る仕事』の本当の意味
私の持論では、営業職は『相手のいらないものを売る仕事』です。
字面だけを見ると、いかにも営業職は好かれなさそうですよね…。
しかしながら、これはこういうイメージだからです。
例えば、あなたが洋服を買いに行ったとします。
今日はTシャツを買うつもりで、店に入りました。
そこで、店員さんと話をしてTシャツを買ってきたとします。
…まぁ、よくある話ですね。
この場合の店員さんの仕事は『販売』になります。
相手の欲しいモノを、そのまま届けたので『販売』です。
一方で、別のケースです。
先ほどと同様に、あなたはTシャツを買うつもりで店に入りました。
そこで店員さんといろいろ話をして、結果的にズボンを買ってきたとします。
時々ありませんか?
買うつもりで行った商品と、別の商品を結果的に買ってきたこと。
この場合の店員さんの仕事は、『営業』になります。
相手が店に来た時点では「欲しいとは思っていなかった」モノを、相手に届けたからです。
…どうでしょうか?
『販売』と『営業』は、違いますよね?
入店時には「欲しいと思っていない=いらないもの」を、確かに売っている仕事です。
ただ、これが出来るのは相手の話をしっかりと『聴く』ことが出来るからです。
相手の本当に必要なものを、しっかりと理解できたからです。
ここに営業職の介在する価値と、面白みがあると私は思っています。
あ、ちなみに先ほどのズボンを「無理やり」買わせるのは、まったく別の話ですよ?
そんな仕事を『営業』だと勘違いすることは、やめてくださいね。

▼ さいごに
営業職の考え方は、他の仕事でも活きる重要なスキルです。
ニッコーでも、他部署の人の話を『聴く』ことはとても大切です。
今日のコラムを見て、少しでも営業職に興味を持ってもらえたら嬉しいです。
…いかがでしょうか?
最後までお読み頂き、ありがとうございました。