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コラム

やる気を自分でコントロールするためには?

皆さんは日常の中でやる気がでなくて作業が進まないという経験はありますか?

実は、やる気というのは自由自在に出すことができるんです。

状況に応じたやる気の使い分けや、目標達成に向けた効果的な行動について

皆さんのご参考になればと思います。

■ 「やる気を引き出す方法」は3つある

早速ですが、やる気を出す3つの方法について教えます。

以上の3つです。

次のテーマからは、それぞれの特徴について書いていきます。

そして、読み進めることで自由自在にやる気を出す方法がわかります!

■ 短期間のやる気に頼りたい

まず1つ目は「ハイモチベーション」についてです。

ハイモチベーションとは、「よし!やるぞ!」と強い意志で気持ちを高め、

短期間で一気に成果を上げる際に役立ちます。

しかし、この方法にはリスクも伴います。

気合を入れて物事に取り組んだ時に、

急にやる気がなくなる経験をしたことはありませんか?

急激に上がったモチベーションは、同様に急激に低下することが多く

持続的なやる気を保つのが難しくなるのです。

そのため、モチベーションを保ちたいときは、

・ハイモチベーションに頼らない

・やる気は急に出してはいけない

この2点に注意をしましょう。

■ 行動からやる気を引き出す

2つ目は「アクションモチベーション」です。

「嫌だな~」と感じていたことでも、やり始めてみたら集中して取り組んでいた…

ということを経験したことはありませんか?

アクションモチベーションとは、実際に行動を起こすことでやる気を引き出す方法です。

これは、「作業興奮」とも呼ばれ、科学的にも正しいとされています。

アクションモチベーションの弱点は、最初から動けたら苦労しないということです。

動くことの難易度が高すぎることは、お気づきですよね…笑

やる気が低い状態から行動に移すのは難しく、目標に対する強い意志が求められます。

そのため、アクションモチベーションだけに頼るのは現実的ではありません。

■ 理想と現実の差を利用する

最後に「ギャップモチベーション」についてです。

これを使いこなせば自分の人生を思い通りにすることができます。

ここでいうギャップとは、理想と現実の「差」のことです。

このギャップを埋めたいという気持ちがあることで、

自分の意志とは関係なく脳がやる気を出してくれます

例えば、オリンピック選手が4年後に向けて練習することを考えてみましょう。

ハイモチベ―ションは必ず下がってしまうので、4年間保つのは難しいですし、

当然動きたくない日もあるので、アクションモチベーションにも頼れません。

そこで、ギャップを埋めたい気持ちを利用します。

・メダルを獲得しているという理想

・理想に近づくためには練習が不可欠

・そのギャップを埋めるために脳が勝手に練習に向かわせる

そして、やり始めるとアクションモチベーションも味方になり、

4年間のモチベーションを保ってくれるというわけです。

自動的にやる気が引き出されるため、無理に気持ちを高める必要がありません

■ どのように使いこなす?

ギャップモチベーションを最大限に活用するには「過去記憶」「未来記憶」

を利用することが重要です。

「過去記憶」とは、文字通り過去の自分の記憶のことで、

過去の記憶と現実のギャップをモチベーションにつなげることができます。

この「過去記憶」は、失敗した経験で構いません。

失敗から学ぶことができ、次こそは成功させるぞ!とやる気がでてくるためです。

そしてもう一つ重要なのが「未来記憶」です。

「未来記憶」とは、強い感情を持ってイメージした未来のことを指します。

まだ実現していない未来の自分を繰り返し思い出すことで、やる気を持続させます。

叶えたい未来の状況を、実際に動いたり声を出したりしながらイメージし、

それを最低5回以上思い出して体験するようにしましょう。

そして、これを毎日繰り返しましょう

これで自動的にやる気が出るギャップモチベーションが身に付きます。

■ まとめ

やる気を持続させるためには、自分に合った方法を見つけることが重要です。

ハイモチベーションやアクションモチベーションだけでなく、

ギャップモチベーションを使えれば、やる気は自由自在です。

ギャップモチベーションは作り方を知っていてもほとんどの人が実践しません

これを実践する1000人に1人の人物になりましょう!

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