コラム
面接対策② 『意識が変わると世界が変わる』
前回の面接対策は、いかがでしたでしょうか?
引き続き第2弾として、皆様に「日常から意識して欲しいこと」を少し書いていきます。
日常の少しの意識の変化が、大きな成果を生み出すことがあります。
今回の話題は主に『無意識』を活用するものですので、ぜひ参考にしてみてください。
▼ 人は「見たいものを見る」という性質がある
人によって同じ景色を見ていても、感じ方が全く違います。
言い換えると、人によって『見えているものが違う』と言えるのかもしれません。
同じ景色を見ているのに、違うものが見えているというのは不思議に感じるかもしれません。
どういうことなのでしょうか?
人間の脳は日々膨大な情報量を処理していて、なるべく省エネで働こうとします。
そうすると、脳は自分に必要のない情報はなるべくCUTしてインプットしようとします。
人によって記憶に残ったり、気づいたりすることに違いが出るのはそのためです。
…ちょっと難しいですかね?
次のトピックでは、具体例を挙げながらもう少し詳しく説明していきます。
▼ こんなこと、思い当たりませんか??
例えば、ポストの場所について考えてみます。
郵便が出す時に家や学校の近所にあるポストが、パッといくつか思いつくでしょうか?
大型スーパーやレジャー施設には、たくさんの防犯カメラがあります。
どの位置に防犯カメラがあったか…と聞かれたとして、皆様は答えられますか?
他にも
・100円均一で、欲しい商品がどこにあるのか
・乗りたいときに捕まらないタクシー
・近所の空いているアパートの場所
…など例は、様々あります。
本来見えているはずのものが、意識しないと見えていないとはこういうことです。
もし毎日郵便物を出す人は、近所のポストの場所ははっきり覚えているでしょう。
住むところを探しているのであれば、アパートの空室には敏感でしょう。
これが、まさに『人は見たいものを見ている』ということです。
▼ 脳が勝手に情報収集してくれる
脳は無意識に見たいものだけ見て、要らないと判断したことをカットしている。
…ということについて、少しご理解して頂けたでしょうか?
裏を返せば、脳に意識させれば見たい情報が集まってくるということが言えます。
今まで意識していなかったので見えていなかったものが、世の中にはあります。
試しに例に挙げた100円均一に行って、意識して注意深く商品を見てみてください。
きっと、今まで気づかなかった商品がたくさん見つかるはずです。
ちなみに、この現象を心理学用語では『カラーバス効果』と呼んでいます。
脳に意識させれば、必要な情報が集まりやすくなると理解してください。
▼ 会社について調べれば調べるほど、知りたくなる
さてさて、この『カラーバス効果』をぜひ面接にも活用してもらいたいところです。
方法としては「志望する会社を意識する」ということです。
…それだけでいいの?と思われるかもしれませんが、それだけでも十分な効果が出ます。
意識することで、今まで記憶に残っていなかった情報が集まるようになります。
例えばニッコーであれば、「食」「省人化」「機械」と言った特徴があります。
ニッコーを意識すると、こういった情報に自然と敏感になります。
そうすると不思議なことに、企業への興味関心が高まっていきます。
会社について知れば知るほど、さらに知りたくなる好循環です。
そうなれば、企業への志望動機も高まります。
面接で、企業へ志望動機を伝えることがレベルアップしますね。
▼ さいごに
いかがでしたでしょうか?
特別な事ではなく、日常を少し意識するだけで成果につながることを紹介しました。
先ずは、企業に対して関心を持つことです。
そうすると、脳が無意識に情報集めてくれます。
たくさんのことを知れば知るほど、企業への志望意欲は高まります。
小さなことかもしれませんが、効果は抜群なのでぜひ意識してみてください。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。