コラム
正しく読む、正しく書く
社会は、正しく読まなければならない文章で溢れています。
なにか新しいサービスを使おうとした際には、規約への同意を求められます。
また、何かを契約するときの契約書も読むだけではなく、理解できたかが重要です。
実は人間は、自分が読みたいように文章を読んでしまいがちです。
中でも大切なのは「書いていないことを、書いていないこととして読む能力」です。
今回はこちらについて書いていこうと思います。
■ 都合の良い解釈をしない
「書いていないことを、書いていないこととして読む」とはどういうことか?
気付かないうちに勝手な読み方をしていることも少なくありません。
・書いてあるとおりに読まず、拡大解釈して読む
・書いてあることを自分の願望に沿ってアレンジして読む
・論点をずらして、自分が正しいようにみせる
これらは、都合の良い解釈をしている例です。
「りんごが好き」→「じゃあ果物全般好きなんだ」と読んだり・・・
「甘いものが好き」→「じゃあ辛いものは嫌いなんだ」と読んだり・・・
そして、これを「正しく読めていない」と気付いていない人が多いんです。
誤解のないように、「読んだつもり」「理解したつもり」に注意しましょう。

■ 書いていないことは、書いていない
文章を読むときのポイントは「書いていないことへの注意」です。
・勝手に補って読んでいないか?
・多分こうだろうと思い込んでいないか?
・客観的に読めているか?
無意識のうちに書いていないことを事実と思い込んでしまうことがあります。
書いてあることだけが事実であり、書いていないことは事実ではありません。
当然のことに感じますが、これがすごく大切です。
読んでいるときに「こうであって欲しい」や「たぶん」と感じたら要注意です。
文章は”自分の期待”とは切り離して読みましょう。

■ 必要なことだけ書く、不必要なことは書かない
ちなみに、文章を正確に読むのも大切ですが、正しく伝えることも同じくらい大切です。
文章を書くときには、伝えたいことだけを正確に書く必要があります。
ただ、これがすごく難しいのも事実です。
丁寧で、無駄なことが書かれておらず、解釈違いの余地がない文章。
読む側に別の解釈をさせないのは、自分を守るためにも重要です。
SNSの普及で、職業や年齢に関係なく、書いたり読んだりすることが当たり前になりました。
しかし、誰もが上手くできているわけではありません。
そのため、この先の社会では、正しく書く能力も重要視されてきています。

■ まとめ
書いていないことを間違って読み取ってしまったり、書かれていることを読み損ねたりするのに気を付けましょう。
しかもこれらは、無意識のうちに行われていることがほとんどです。
文章の中から結論を探し出す意識をするだけでも、正しく読むことに近づきます。
正しく読むことは相手を理解することにも繋がります。
読む力と書く力を磨いて、信頼を積み上げていくことが大切です。



