コラム
「好き」を仕事にするためには
好きなことを仕事にしたい
これは、社会人なら誰もが考えたことがあるのではないでしょうか?
実際のところ、初めから好きなことだけを仕事にするのは難しいです。
ですが、やっているうちにその仕事が好きになることは少なくありません。
今回は、好きなことを仕事にしたい人へ向けた記事になります。
「100%楽しい」というのはあり得ない
ということは先に伝えておこうかと思います。
■ そもそも「なにがしたいか」わかってる?
好きなことを仕事にするためには、まず「何をするのが好きか」考える必要があります。
こういう風に聞くと、寝ること、食べること、を挙げる人もいますよね?
人間はそれじゃだめだ!というのを伝えるのが、この章です。
みなさんは「マズローの欲求5段階説」を聞いたことがありますか?
人間の欲求を5段階に分けると、寝たいとかの欲求は次元が低いものなんです。
高次元の欲求とは「人の役に立ちたい」「自分の考えをカタチにしたい」とかのこと。
高次元の欲求を持つと、好きなことや実現したいものが具体的になります。
そして、「何をするのが好きか」「何をしたいか」に気づくことができます。
あとは、どのようにして高次元の欲求を持つのか。
1つ目は「健全な自己否定」をすることです。
これは「世界にはまだまだ自分の知らないものがたくさんある」という考えを持つこと。
自分をただ否定するのではなく、もっと知りたいという欲求に繋げることが大切です。
そうすることで、今まで関心のなかったことにも興味が湧きやすくなります。
2つ目は「興味を持ったらなんでもチャレンジすること」です。
やってみることで「もっとこんなことがしたい」と具体化していきます。
「なにがしたいか」がわからないと、好きな仕事は見つかりません。
まずは、高次元の欲求を意識することを始めてみましょう。
■ 楽しいことが楽しくなくなるのが仕事
どれだけ楽しい仕事を選んでも「100%楽しい」ということはありません。
例えば、好きなことで生きていく「YouTuber」も、楽しいことだけではないですよね?
企画、編集、チェック作業など、撮影以外の見えにくい業務がたくさんあります。
「やらなければいけないこと」が増えるほど、好きなことが苦痛になるんです。
これが「好きなことをやっていけば幸せ」というのが幻想と言われる理由です。
仕事を楽しくするコツは「頭を使うこと」です。
作業の効率化を考えることなどは、新しいことに取り組む機会になります。
ちょっとした辛い仕事を、もっと楽にする方法を考えてみるとか。
毎日の仕事が作業になってしまうと、楽しいという気持ちが生まれなくなります。
今の仕事をよりよくするための工夫で、楽しさを作ってみてください。
■ 人は自分を正しく評価できていない
世の中には、自分が結果を出せることを仕事にする人もいます。
仕事を探す基準が「楽しい」や「得意」ではないということです。
ダニング=クルーガー効果を知っていますか?
これは、自分を過大評価してしまう心理傾向のことです。
過大評価によって、自分の能力の低さに気付かない…
得意なことを仕事にしたはずなのに、全然面白くない。
ということが起こってしまうのです。
本当に能力の高い人は、自己評価が低い傾向にあります。
自分が発展の途中だと考えて、常に新しい壁があることを理解しているのです。
色々なことに挑戦して、どこまで結果が出るか試してみることが大切です。
■ まとめ
好きなことを仕事にするためには、「自分は何が好きか」を理解する必要があります。
そして、好きなことを楽しくやり続けるための工夫が大切です。
仕事をしていると、辛い瞬間は誰にでもあります。
その瞬間を楽しく乗り越えられる人は、楽しく仕事をし続けられると思います。
楽しいや好きを作りながら、色々なことに挑戦してみてください。